アイブラーの「レクイエム」を聴く
力作なのにヒットしなかった!不運の人と曲 アイブラーという作曲家を知っている人は決して多くはないでしょう。知っている人でさえ、「モーツァルトのレクイエムの補筆をお願いされたけど投げ出した人」くらいの認識であるはずです。ほ...
力作なのにヒットしなかった!不運の人と曲 アイブラーという作曲家を知っている人は決して多くはないでしょう。知っている人でさえ、「モーツァルトのレクイエムの補筆をお願いされたけど投げ出した人」くらいの認識であるはずです。ほ...
ネルソン、カークビーの歌に魅せられる 「宗教曲」というとオケと合唱団による大がかりで長大な曲であるかのような思い込みがありました。古楽を聴くようになり、決してそうではないことに気づきました。小編成のシンプルな曲の方が心に...
ヒルデガルド、その神秘的な響きを愉しむ 謎に包まれている中世の音楽の中で、もっとも古い時代に名前の記録されている作曲者ヒルデガルト・フォン・ビンゲン。彼女の音楽を集めた5枚組CD-BOX「ヒルデガルト・フォン・ビンゲンへ...
即興演奏・豪華主義・優秀録音の「朱い本」 聖地モンセラート修道院。訪れた巡礼者をもてなすために歌われた曲を収めた写本は、19世紀になって朱色のビロードの表紙を施され、「朱い本」と呼ばれるようになりました。いわゆる「モンセ...
アルフォンソ10世「聖母マリアのカンティガ集」を聴く 中世の音楽を探検しているとたどり着く作品の一つがこのアルフォンソ10世編纂の「聖母マリアのカンティガ集」でしょう。13世紀半ばに詩人・楽士・ムーア人の踊り手の協力を受...
軽やか・艶やか・まろやかの21世紀録音 クラシック音楽を聴き始めた30数年前、バッハの管弦楽組曲については「リヒターの指揮した盤(61年録音)があればあとはいらない」的な評論家の言があり、それを鵜呑みにしたまま年月が過ぎ...
バッハをモダン・ピアノで面白く聴かせるフェルナー クラシック音楽を聴き続けて40年くらい経ちました。ようやくバッハの音楽の良さがわかりかけてきました。でも、まだまだ「インヴェンションとシンフォニア」については十分に理解で...
ユングヘーネル&カントゥス・ケルンの瑞々しい演奏 モンテヴェルディといえば、オペラ「オルフェオ」「ウリッセの帰還」「ポッペアの戴冠」、そして「聖母マリアの夕べの祈り」といった大曲が有名ですが、忘れてならないのがマドリガー...
正体不明の録音を聴く愉しみ 先週とりあげたストリーミングによるモーツァルト:ピアノ協奏曲第21番。日本人演奏家の録音を探して聴いているうちに、正体不明の演奏を見つけました。Hiroko Kurai なるピアニストのライヴ...
若さ溢れる演奏のK.467を3枚! モーツァルトのピアノ協奏曲第21番も数多くの音盤がリリースされ、一つ一つ購入していたらお金がいくらあっても足りなくなります。だからこそストリーミング。例によって新しい録音を中心に聴いて...