「神の光~アンティフォナ&詩篇集」を聴く
ヒルデガルド、その神秘的な響きを愉しむ 謎に包まれている中世の音楽の中で、もっとも古い時代に名前の記録されている作曲者ヒルデガルト・フォン・ビンゲン。彼女の音楽を集めた5枚組CD-BOX「ヒルデガルト・フォン・ビンゲンへ...
ヒルデガルド、その神秘的な響きを愉しむ 謎に包まれている中世の音楽の中で、もっとも古い時代に名前の記録されている作曲者ヒルデガルト・フォン・ビンゲン。彼女の音楽を集めた5枚組CD-BOX「ヒルデガルト・フォン・ビンゲンへ...
即興演奏・豪華主義・優秀録音の「朱い本」 聖地モンセラート修道院。訪れた巡礼者をもてなすために歌われた曲を収めた写本は、19世紀になって朱色のビロードの表紙を施され、「朱い本」と呼ばれるようになりました。いわゆる「モンセ...
アルフォンソ10世「聖母マリアのカンティガ集」を聴く 中世の音楽を探検しているとたどり着く作品の一つがこのアルフォンソ10世編纂の「聖母マリアのカンティガ集」でしょう。13世紀半ばに詩人・楽士・ムーア人の踊り手の協力を受...
本当に「ワン・ヴォイス」!~無伴奏独唱の世界 「中世吟遊詩人の歌」という副題がついています。「吟遊詩人」の音楽としては、以前マンロウの「十字軍の音楽」を取り上げました。そちらは5名の声楽ソリストの歌唱にマンロウが指揮する...
聴き手の耳は、時空間を越えて 中世の音楽に惹かれ、それがどんなものかよくわからないまま、いくつか音盤を購入しています。本盤もその一つです。「アニマ・メア わが魂~中世の聖なる音楽」と題された本盤、不思議な音楽空間が広がり...
それらは素朴でありながら野趣に溢れた音色 「カルミナ・ブラーナ」といえば、今日ではもっぱらカール・オルフの作曲した世俗カンタータの方を指すのですが、そのもととなっているのはこの南ドイツ・バイエルン州にあるベネディクト会の...
晴れ渡ったイタリアの青空のような澄み切った音楽 新年を迎えましたので、少し敬虔な気持ちに浸ろうと思って取り出したCDです。元日の夜明け前から4時間ほど聴いていました。昨年購入したものの、収録されている音楽の正体が今ひとつ...
レーヌ指揮ディスカントゥスの演奏で聴く グレゴリオ聖歌にはまり、いくつかの音盤を買い求め、聴いています。何か面白い音盤はないかと探していたら、「女性の聖歌隊によるグレゴリオ聖歌」というフレーズが目につき、飛びついた次第で...
グレゴリオ聖歌とルネサンスを繋ぐ音楽 謎に包まれている中世の音楽の中で、もっとも古い時代に名前の記録されている作曲者ヒルデガルト・フォン・ビンゲン。彼女の音楽を集めた5枚組CD-BOX「ヒルデガルト・フォン・ビンゲンへの...
最後の吟遊詩人・ヴォルケンシュタイン 先日取り上げた「十字軍の音楽」は、トルバドール、トゥルヴェール、ミンネゼンガーと呼ばれた、いわゆる吟遊詩人たちの音楽を集めたものでした。もっと一人の作曲家を集中して聴いてみたいと思っ...