モンテヴェルディのマドリガーレ集を聴く
ユングヘーネル&カントゥス・ケルンの瑞々しい演奏 モンテヴェルディといえば、オペラ「オルフェオ」「ウリッセの帰還」「ポッペアの戴冠」、そして「聖母マリアの夕べの祈り」といった大曲が有名ですが、忘れてならないのがマドリガー...
ユングヘーネル&カントゥス・ケルンの瑞々しい演奏 モンテヴェルディといえば、オペラ「オルフェオ」「ウリッセの帰還」「ポッペアの戴冠」、そして「聖母マリアの夕べの祈り」といった大曲が有名ですが、忘れてならないのがマドリガー...
ルネサンス音楽の頂点としての合唱 ドイツ・ハルモニアムンディのBOX第1集で、まだ取り上げていなかった音盤の一つがこのパレストリーナの宗教合唱作品集です。無伴奏合唱の作品4篇が集められているのですが、心が洗われるような音...
ロンドン中世アンサンブル「インスブルックよ、さらば」 ハインリヒ・イザークの音楽の全貌は、なかなかつかめません。録音された音盤も少なく、そしてそれらの流通量も多くはないからです。その中で、ロンドン中世アンサンブルによる本...
アレグリ、ムンディ、そしてパレストリーナ このことろ、ルネサンス期のポリフォニー音楽の美しさに魅せられています。ウエルガス・アンサンブルの音盤をいろいろと購入しましたが、こちらのタリス・スコラーズも魅力的な録音が数多く音...
静謐な音楽に圧倒されます モーツァルトのレクイエムが好きで、いろいろな音盤を集めて聴いています。もちろんレクイエムはモーツァルト以外にも多数の作曲家が遺しているのですが、それを遡っていけば、グレゴリオ聖歌にたどり着きます...
ロンドン中世アンサンブルの描く豊穣な世界 このところ何度か繰り返して聴いていた音盤がこのオケゲムです。「世俗音楽全集」と題された二枚組の音盤。なかなかに聴き応えがありました。 オケゲム「世俗音楽全集」ロンドン中世アンサン...
ウエルガス・アンサンブルの描く「静かな春」 古楽の世界には、名前も知らない作曲家の魅力ある作品がまだまだ数多く存在しています。今日の音盤は1528年生まれ(1600年没)のフランドル楽派の作曲家、クロード・ル・ジュヌ。ウ...
レクイエムという大河の上流付近の音楽 「レクイエム」といえば、モーツァルトのそれをまず第一に思い浮かべてしまいます。次いでフォーレ、さらにはヴェルディ、ラテン語ではないにせよブラームスの「ドイツ・レクイエム」といったとこ...
無視され続けている理由がわからない ピエール・ド・マンシクールという作曲家を知っているのは、古楽に通じた方以外にはいないのではないでしょうか。音盤も検索してみると、本盤以外は片手に余るほどしか見当たりません。そんな作曲家...
やはりモンテヴェルディは天才だった モンテヴェルディの現存している3つのオペラのうち、ガーディナーが振った2つ(「オルフェオ」1985年録音、「ポッペアの戴冠」93年)については、すでに記事を掲載しました。「ウリッセの帰...