シフとヴィトマンのブラームスを聴く

ブラームスの2曲のクラリネットソナタ ブラームスのオーケストラ曲はやたらボリューミーで、年をとってからはほとんど聴くことがなくなりました。その一方で室内楽曲、特にクラリネットを含む作品は静かで落ち着いた雰囲気があり、好ん...

キャスリン・ブライアンのフルートに魅せられる

ラウズとイベールのフルート協奏曲 またしてもジャケ買いしてしまいました。触ると火傷しそうな素敵なお姉さんです。一見するとジャスのようなアルバム・ジャケット。こうした風貌の女性ジャズ・シンガーなら、やるせない雰囲気のダミ声...

小澤征爾/コンプリートRCA&コロンビアBOXを聴く

その3 近現代曲 今年8月末に登場した「小澤BOX」。繰り返し、しみじみと聴いています。日本を代表する指揮者・小澤征爾のCD-BOXであり、しかも完全限定。買って良かったと思えるBOXです。 今回は小澤の得意分野、近現代...

「ゲタリー」~オーレル・マルタンと仲間たち

バスク地方に思いを馳せた素敵な音盤 何か珍しいラヴェルのピアノ協奏曲が聴けるだろうと思い、購入した一枚です。でも、手元に届いて曲目を確認してびっくり、バロック期のクープランやラモーがいるかと思えば現代作家のフィリップ・グ...

ラーデマーカースによるバッハと近現代音楽の融合

バッハ・無伴奏の新しい形態 バッハの無伴奏チェロ組曲。何か重々しい雰囲気があり、姿勢を正して聴かなくてはならないような威厳があります。でも最近は、そうしたイメージを打ち破るような無伴奏が登場しています。以前取り上げた若き...