Blu-rayの「アイーダ」を観る

大画面はオペラの世界に没入できる

先日も記したとおり、
書斎のテレビを大型化(と言っても
50インチですが)したのですが、
買いためておいたオペラのBlu-rayを
次から次へと観ているところです。
約10年前に発売された
「トゥット・ヴェルディ」。
ヴェルディの全オペラBlu-ray28枚組。
一つ一つ見直しています。
昨日観たのは「アイーダ」。
なかなか素敵な演奏であることに
気づきました。

Tutto Verdi

ヴェルディ:歌劇「アイーダ」全曲

Verdi Aida

ヴェルディ:
 歌劇「アイーダ」全曲

スザンナ・ブランキーニ(S:アイーダ)
ワルテル・フラッカーロ(T:ラダメス)
マリアーナ・ペンチェヴァ
 (Ms:アムネリス)
アルベルト・ガザーレ(Br:アモナズロ)
ゲオルギー・アンドグラーゼ
 (Bs:ランフィス)
カルロ・マリンヴェルノ
 (Bs:エジプト王)
ユ・ガンクン(S:巫女)
コジモ・ヴァサッロ(T:使者)
パルマ・レッジョ劇場管弦楽団&合唱団
アントーニオ・フォリアーニ(指揮)
演出:ジョゼフ・フランコーニ・リー
舞台・衣装:マウロ・カロージ
照明:グイド・レヴィ
収録:2012年

粗筋はここで取り上げるまでもない、
超メジャーなオペラです。
したがって、Blu-rayで鑑賞する際も
あまり字幕を追う必要もなく、
歌手の演技と歌に
集中することができます。
画面の大小にかかわらず
音は同じはずですが、
大画面にしたらなぜか歌の良さが
強く感じられるようになるから
不思議です。

アイーダ役のソプラノ、ブランキーニが
瑞々しい歌声で魅了されます。
買った当初に観たときは
あまり感じなかったのですが、
今聴くと、アリアの一つ一つに、
聴く者の心を揺さぶるような
説得力を持っています。
どうして気づかなかったのか?
おそらく小さい画面では
彼女の表情があまりよく
見えなかったからなのかも知れません。
大画面で観ることにより、
画面の向こうの舞台が目の前に広がり、
オペラの世界に
没入することができます。
ブランキーニは
ヴェルディ・ソプラノとして
他の作品でも活躍しています。

ラダメス役のテノール、
フラッカーロも、
冒頭では不安定さを感じさせたものの、
舞台が進むにつれて
味わいを増してきました。
終盤は圧倒的な存在感を
感じさせてくれました。

そして圧巻なのは、
アムネリス役のペンチェヴァです。
この役柄は決して悪女などではなく、
女心の機微を演じなければならない
難しい役どころです。
ペンチェヴァはラダメスへの愛と
アイーダへの妬み、
皇女としての強さと恋する女の弱さ、
複雑な感情の一つ一つを
丹念に演じ分け、
素敵なアムネリス像を
創り上げています。

「アイーダ」の
いくつかの映像と比べると、
舞台装置はやや見劣りするように
感じられるかも知れません。
パルマ・レッジョ劇場は
あまり大きくないのでしょう。
ただし、そのコンパクトさゆえ、
音はしっかりと記録されています。
NHK-BSなどでチェックすると、
この「アイーダ」については、
だだっ広いステージでの
スペクタクル重視の演出も
見受けられるのですが、音が薄くなり、
音像がぼやけがちのように思われます。
このBlu-rayは、
画質も素晴らしいのですが、
音も十分に満足できる
レベルとなっています。

致し方ないのですが、
斜め上方から舞台を写しだしたとき、
舞台床面に張られた
赤や黄のビニールテープ(おそらく
舞台装置を設置する目印と思われる)が
多少興ざめに感じます。
それが難点でしょうか。

1813 Verdi

ともあれ、オペラの映像作品には
ピンからキリまであり、
画と音の両方が優れているものは
決して多くありません。
本盤は、長く付き合えるBlu-rayだと
感じています。
やはり、音盤は愉し、です。

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