DG以外のバーンスタインのマーラー録音
昨日は指揮者バーンスタインが
DGというレーベルに録音した
マーラーの交響曲の
CDを取り上げました。
一週間続けて聴いていましたので、
胃もたれした感があります。でも、
バーンスタインのマーラー録音は、
まだあります。
交響曲第8番変ホ長調
![](https://i0.wp.com/www.xn--68j2bd00b5dpc7181c2ssb6kvp57b6yf.club/wp-content/uploads/2020/12/2020.12.13-1.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
実は交響曲第8番を再録音する前に
バーンスタインが
亡くなってしまったため、
映像収録していた音源から
CDが発売されました。
それがこちらです。
そのためこの盤のみアナログ録音です。
歌曲集「子どもの不思議な角笛」
![](https://i0.wp.com/www.xn--68j2bd00b5dpc7181c2ssb6kvp57b6yf.club/wp-content/uploads/2020/12/2020.12.13-3.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
こちらは歌曲集なのですが、
ジャケットデザインが
交響曲のものと同一であり、
一連のシリーズの一環として
収録されたことがわかります。
マーラー交響曲全集
![](https://i0.wp.com/www.xn--68j2bd00b5dpc7181c2ssb6kvp57b6yf.club/wp-content/uploads/2020/12/2020.12.13-2.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
こちらは1960年代に収録された
マーラー交響曲全集旧録音のBOXです。
全編にエネルギーの漲った
若々しい演奏であり、
こちらを好む方も多いかと思われます。
ちなみに収録曲を。
・交響曲第1番ニ長調
・交響曲第10番~アダージョ
・交響曲第2番ハ短調
・交響曲第5番~アダージェット
・交響曲第8番~第1部
・交響曲第3番ニ短調
・リュッケルトの詩による4つの歌曲
・交響曲第4番
・交響曲第5番嬰ハ短調
・交響曲第6番イ短調
・交響曲第7番ホ短調
・亡き子を偲ぶ歌
・交響曲第8番変ホ長調
・交響曲第9番ニ短調
交響曲「大地の歌」
![](https://i0.wp.com/www.xn--68j2bd00b5dpc7181c2ssb6kvp57b6yf.club/wp-content/uploads/2020/12/2020.12.13-6.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
昨日の新全集、上の旧全集ともに
「大地の歌」が欠けているのですが、
こちらの録音があります。
交響曲第9番ニ短調
![](https://i0.wp.com/www.xn--68j2bd00b5dpc7181c2ssb6kvp57b6yf.club/wp-content/uploads/2020/12/2020.12.13-4.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/www.xn--68j2bd00b5dpc7181c2ssb6kvp57b6yf.club/wp-content/uploads/2020/12/2020.12.13-5.jpg?resize=300%2C300&ssl=1)
第9番にはいくつか録音が残されていて、
一つはバーンスタインが
生涯でただ一度だけ
ベルリン・フィルを振ったという
伝説的録音。
もう一つは数年前に発掘された、
イスラエル・フィルを振った晩年の録音。
どちらも熱い演奏です。
私が今更紹介するまでもなく、
バーンスタインのマーラー録音は
定評のあるものなのですが、
久しぶりに一通り聴いたら、
取り上げたくなってしまいました。
近年はどちらかというと、
バーンスタインのような
感情過多の演奏よりは
曲の構造を正確に再現するような
精緻な演奏が多く、
私もどちらかというと
そうした演奏を好むようになりました。
しかし、久しぶりに聴いてみると、
やはりバーンスタインは
偉大な指揮者であると実感しました。
バーンスタインのマーラー、
いかがですか。
(2020.12.13)