プレヴィンのチャイコフスキー・三大バレエ音楽全曲

CD7枚組でこの価格、いい時代になったものです

バレエ音楽といえばチャイコフスキー
チャイコフスキーといえば
三大バレエ音楽。
「白鳥の湖」
「眠れる森の美女」
「くるみ割り人形」、
それらを一気に手に入れるとすれば
このBOXです。
プレヴィンとロンドン響による
CD7枚組BOX、これが現時点での
ベスト・チョイスとなります。

チャイコフスキー:
 三大バレエ音楽全曲
プレヴィン&ロンドン交響楽団

チャイコフスキー:
 バレエ音楽「白鳥の湖」op.20 全曲

イダ・ヘンデル(vnソロ)
ダグラス・カミングス(vcソロ)
ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン(指揮)
録音:1976年

チャイコフスキー:
 バレエ音楽
  「眠りの森の美女」op.66 全曲

ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン(指揮)
録音:1974年

チャイコフスキー:
 バレエ音楽
  「くるみ割り人形」op.71 全曲

アンブロジアン・シンガーズ
ロンドン交響楽団
アンドレ・プレヴィン(指揮)
録音:1972年

実際にバレエの
舞台を見るのとは異なり、
CDでバレエ音楽を聴くというのは、
なかなか難しいことだと感じています。
オペラのCD鑑賞は、歌や台詞によって
(言葉が分からなくとも)
感情表現がつかめるために、
場面を想起するのはある程度容易です。
しかしバレエの場合は
管弦楽の旋律から
イメージしていくしかないのです。

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その点、
このプレヴィンとロンドン響による
チャイコフスキー・
三大バレエ音楽全曲は、
色彩豊かな管弦楽が、
聴き手の脳内にストーリーを
雄弁に語りかけてくれます
(チャイコフスキーのメロディが
わかりやすいのも一因ですが)。
詳しくは分かりませんが、
バレエ音楽の演奏には、
踊り手を意識した音づくりと、
聴き手を意識したものの
二つがあるように感じます。
プレヴィンとロンドン響の演奏は、
明らかに後者です。

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一曲目の「白鳥の湖」は、バレエ音楽の
代表格といっていい作品です。
呪いをかけられて白鳥になったお姫様、
その呪いを解こうとする王子様、
それを妨げようとする
悪魔の罠と偽白鳥姫の黒鳥、
その3人の役割さえ
大まかに掴んでいれば、
あとはプレヴィンの指揮棒が
聴き手をロシア湖畔へと
案内してくれます。

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二曲目は「眠れる森の美女」。
同名のディズニーアニメを観た方は
すぐに知っている曲に出会えるはずです
(ディズニーアニメはこのバレエ音楽を
劇中音楽として使用しているのですが、
同じ音楽であっても
使用されている場面が
異なる場合があるので注意が必要)。
やはりこちらも呪いをかけられた姫と、
その呪いを解いて姫と結ばれる王子様の
物語です。
こちらはCDで3枚分と、かなり長い
時間を必要とする音楽であり、
通して聴くには
まとまった時間が必要です。
しかしプレヴィンは、
細かな場面においても
彩り鮮やかな演奏を
オーケストラから引き出し、
決して退屈させることがありません。
一枚ずつ分けて聴いても
十分愉しめます。

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なお、「眠れる森の美女」は
基本的にはヨーロッパに伝わる
古い民話なのですが、
グリムやペローといった作家たちが
童話として書き上げています。
そうしたものを読んで臨めば、
より一層理解が深まるはずです。
ペロー版「眠れる森の美女」は、
新潮文庫から出版されています。

三曲目の「くるみ割り人形」は、
上記二つとは傾向が異なります。
王子様お姫様の物語ではありません。
クリスマス・イヴに
くるみ割り人形を贈られた少女が、
人形と共に夢の世界を旅するという
メルヘンチックな物語なのです。
また、「金平糖の踊り」や
「花のワルツ」などよく聴くメロディが、
バレエ音楽を初めて聴く方であっても
十分に愉しませてくれます。
ここでもプレヴィンは
そうした一曲一曲を
チャーミングに演奏していきます。

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「くるみ割り人形」については、
E.T.A.ホフマンによる
童話「くるみ割り人形とねずみの王様」が
原作となっています。
ただしそのまま
使用されているわけではなく、
アレクサンドル・デュマ・ペールが
フランス語に翻案
(正確な「翻訳」ではなく、
創作や変更が加えられている)した
「はしばみ割り物語」が使われています。
ホフマンの童話は
光文社古典新訳文庫から
出版されていますので、
一読するとそれぞれの楽しい場面を
思い描くのに役立つはずです。

さて、私も実はバレエ音楽が
あまり得意ではありません。
チャイコフスキーの場合は
ついつい抜粋版や組曲版で
済ませてしまうのですが、
全曲を聴くことで、
前後のつながりや筋書き上の位置づけを
知ることができ、
それが音楽の理解へとつながることは
確かです。
かつては三曲の全曲盤をCDで揃えると
一万円を超えてしまっていたのですが、
このBOXはCD7枚組で千円ちょっと。
チャイコフスキーの三大バレエ全曲盤、
それも名盤の誉れ高いプレヴィン盤が
この価格。
いい時代になったものです。
やはり、音盤は愉し、です。

(2022.9.25)

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