コスタンツォ・フェスタを知っていますか?

ルネサンス期には素敵な音楽が埋もれている

貴重な録音が数多く収録されている
「vivarte 60CD collection」
先日、ウエルガス・アンサンブルによる
マットイス・ピペラーレの音楽を
取り上げましたが、
今日は同じ演奏団体による
コスタンツォ・フェスタ
[c1490-1545]です。
何かの祭典の名称のようですが、
作曲家の名前です。

BOXⅡ Disc54
コスタンツォ・フェスタ作品集

コスタンツォ・フェスタ:
 バビロンの川のほとりで
 5声のミサ曲「ス・コンジ・プリ」
 コンスタンツィアという名前が
 希望は死に
 僕は牧場で
 ああ、愛しい人よ
 いかに多くの美を
 我らの目に涙を流させる者は
 3つの奇跡によって
 第7施法のマニフィカト
ウエルガス・アンサンブル
パウル・ヴァン・ネーヴェル(指揮)
録音:1993年

コスタンツォ・フェスタもやはり
日本ではほとんど知られていません。
日本語による情報は
ほとんどない状態です。
Costanzo Festaで検索して
英文の情報が見つかる程度です。
断片的にしか
理解できなかったのですが、
このコスタンツォ・フェスタは
ルネサンス期のイタリアの作曲家です。
ジョスカン・デ・プレ
パレストリーナの間にあって、
イタリア音楽隆盛の基礎を築いた
最も重要なイタリア人作曲家の
一人とされています。

作品は、マドリガーレを中心に、
宗教曲・世俗曲の合唱曲や
声楽アンサンブル等を
数多く書き上げています。
CDを検索すると
いくつかヒットしますが、
その多くは他の作曲家の作品との
抱き合わせであり、
単独で編まれている盤は
数枚しか見当たりません。
その意味でも本盤は貴重です。

さて本盤ですが、
1曲目「バビロンの川のほとりで」から
素敵な旋律が始まります。
器楽アンサンブルの伴奏を伴った
声楽ポリフォニーが
静かにたゆとうように流れていきます。
2曲目の「ミサ曲」や
6曲目の「ああ、愛しい人よ」のように
器楽伴奏を伴わない声楽アンサンブルも
聴き応えがあります。
5曲目の「僕は牧場で」の
世俗的な音楽も魅力的です。
明るい牧歌的な旋律に魅了されます。

例によってウエルガス・アンサンブルの
透明感溢れるコーラスが、この
コスタンツォ・フェスタの音楽の魅力を
余すところなく伝えきっています。
人の声にはこれだけ美しい表現が
可能であるということに、
改めて驚かされます。

ルネサンス期には
まだまだ知られていない素敵な音楽が
埋もれたままになっているのでしょう。
こうした知られていない作曲家の音楽は
単独の盤ではなかなか出会えません。
出会えたとしても
おいそれとは手が出ないものです。
BOXに収められているからこその
出会いです。vivarte-BOXは
やはり貴重な音楽の宝箱です。
できれば第1集・第2集に収録漏れした
盤をすべて集めて
第3集が出てくれないかと
期待しているところです。

(2022.5.14)

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