レオンハルトのバッハ・カンタータ

聴き所はテルツ少年合唱団の清冽な響き

バッハのカンタータは
200曲あまり存在し、バロック音楽の
一つの頂点をなしています。
古楽演奏を集めた
「vivarte 60CD collection」
収められているのが、
レオンハルトによる一枚です。
本盤にはカンタータ第27・34・41番の
3曲が収録されています。

BOXⅠ Disc2
バッハ:カンタータ集

J.S.バッハ:
 カンタータ第27番「誰ぞ知らん、
  わが終わり如何に近づきたるかを」
  BWV.27
 カンタータ第34番「おお永遠の炎、
  おお愛の泉よ」BWV.34
 カンタータ第41番「イエスよ、
  いまこそ賛美を受けたまえ」
  BWV.41

テルツ少年合唱団員(S&A)
マルクス・シェーファー(T)
ハリー・ファン・デル・カンプ(Bs)
テルツ少年合唱団
バロック・アンサンブル
グスタフ・レオンハルト(指揮)
録音:1995年

指揮者・レオンハルトは、
アーノンクールと分担して
1971年から1989年までの18年かけて
バッハのカンタータ全集を
完成させています。
そちらの方ではこの3曲は
アーノンクールの分担でしたが、
何か思いがあっての
再録音なのでしょう。
アーノンクールの演奏は
聴いていないのですが、
おそらく何らかの解釈の違いが
あるのだと思われます。

バッハのカンタータについては
コープマンの全集を所有しています。
そちらと比較すると、
このレオンハルト盤は
コープマンほど演奏は速くなく、
部分的には比較的ゆったりとした
テンポ設定となっています。
曲自体に十分歌わせているといった
感じでしょうか。
しみじみと音楽が流れていく印象です。

テナーのシェーファー、
バスのカンプともに
ソリストは実績のある声楽家であり、
申し分ない歌唱を披露しています。
しかしそれ以上に素晴らしいのは
合唱を受け持っている
テルツ少年合唱団です。
少年合唱特有の清冽な響きは、
聴き慣れたはずのカンタータに、
新しい発見をいくつも
もたらしてくれます。
少年合唱の透明感になれてしまうと、
大人の合唱団による演奏の方に
違和感を感じてしまうから不思議です。
ソプラノとアルトも
テルツ少年合唱団員が担当しています。
当然、技術的には
十分とはいえないものの、
バッハの教会カンタータが
男声のみで演奏されたことに
疑いの余地がない以上、
ボーイ・ソプラノ、ボーイ・アルトで
対応するのが
正統的な演奏といえるでしょう
(本盤の場合、聴感上、
カウンター・テナーっぽく
聞こえるのですが)。

さて、バッハのカンタータ全集は、
近年、コープマン盤、ガーディナー盤、
そして日本人の鈴木雅明盤と、
いくつか登場するようになりました。
しかしながらソリストを
男声で統一して録音したのは
アーノンクール&レオンハルト盤
のみであり、その演奏は今なお
新鮮味を失っていないと考えます。
いつか購入したいと思います。

(2022.5.7)

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