ポリーニを越える新録音は登場するか

クラシックCDこの曲ベスト3 File-005

ショパン:練習曲Op.10&Op.25

交響曲、管弦楽曲、
協奏曲、室内楽曲と進みましたので、
次はピアノ曲。
ピアノ曲といえばショパンです。
ショパンの作品は
どれを聞いても美しいと思うのですが、
最初の1枚はというと、
やはり練習曲でしょう。

ポリーニ(ピアノ)
この曲ではこの盤が
圧倒的な存在感を持っています。
私はこのCDで、
練習曲全曲を知ったため、
なおさらです。
完璧なテクニック、
一音一音が煌めいている音色、
圧倒的なパワー、
これを越える演奏は
なかなか出現しないのではないかと
言われている盤です。
私もそう思っています。

リシッツァ(ピアノ)
YouTubeで話題となった
ピアニストです。
ポリーニを越えているかどうかは
何ともいえませんが、
ポリーニとはまた違った
魅力と衝撃を持った演奏です。
人を引きつける音楽は
今も生まれ続けているのです。
古い盤だけ聴いていては
いけないと痛感した次第です。

チェチエヴァ(ピアノ)
PIANO CLASSICSという
いかにもピアノ連門レーベルのページを
眺めていて見つけた1枚。
ジャケットに美人さんが写っていると
つい買ってしまう悪い癖が
私にはあります。
聞いたことのないピアニストですが、
今後に期待したい何かを持った
美人さん、いやピアニストです。

この曲は
ポリーニのほかにも
フランソワの立派な演奏があって、
音楽誌を読んでもこの2枚を
徹底的に褒めまくっているので、
数年前までその2枚以外、
聴いていませんでした。
しかし、現在でも新しい録音が
出ているのです。
ポリーニやフランソワに匹敵する、
いや、それを凌駕する魅力的な演奏が
どこかで生まれているかも
知れないのです。
音楽はやっぱり素晴らしい。

(2020.5.2)

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