カルロス・パイタのマーラー1

基準はおそらく「かっこよさ」

以前取り上げた、
オーレ指揮のマーラー:交響詩「巨人」
CD棚から発掘したとき、
一緒に見つけたのが当盤です。
確か30年くらい前にマーラーの1番を
あれこれ買い集めていた時期に
購入したはずです。
久しぶりに聴きました。

マーラー:交響曲第1番「巨人」

マーラー:
 交響曲第1番ニ長調「巨人」

カルロス・パイタ(指揮)
ロイヤル・フィルハーモニック管

指揮者カルロス・パイタ
知っている方は、おそらく
私と同年代(50代半ば)以上ではないかと
思われます。
爆演系の代表格として名を馳せ、
一部のマニアに愛好された指揮者です。
私はそれほどの
ファンでもないのですが、
このマーラーの1番、
ブラームスの1番、
ドヴォルザークの7番を
所有しています。

このマーラー1番ですが、曲自体が
「爆演」になりやすい曲ですので、
パイタらしさの現れにくい曲なのかも
知れません。
パイタの振ったブルックナーは
悪名が高いようですが、
マーラーはそれほどでもなく、
愉しく聴くことができます。
とは言っても、
テンポの揺らし方は「不思議」です。
「なぜここで?」と
思われるようなところで
理解に苦しむ
緩急の変化をつけてきます。
しかしそのような疑問を
心の中に封じ込めて聴き進めると、
やはり第4楽章は壮大かつ爽快です。
ここに行き着くのなら
許せてしまいます。

パイタの録音を見ると、
レパートリーは決して広くなく、
有名交響曲限定です
(ヴェルディのレクイエムや
ワーグナーの管弦楽曲集はあるものの)。
多分、自分の好きな曲を
自分の好きなように演奏するという
基本方針なのでしょう。
その「好きなように」の基準はおそらく
「かっこよさ」だと思うのです。
パイタはかっこよさを求めて
棒を振っているのではないかと
感じます。
このマーラー演奏からは
そのような姿勢が聴き取れるのです。

さて、
この超個性的な指揮者・パイタも、
惜しいことに2015年
この世を去りました。
彼の創設したCDレーベル「LODIA」も
既に廃業しており、
パイタの録音は入手が困難になることが
予想されます(最近は交響曲を
ほとんど聴かなくなったので
処分しようかと思ったところでした。
あぶないあぶない)。
個性ある指揮者の音盤は
大切にしなければなりません。
カルロス・パイタ、いかがですか。

※パイタのCDはすでに
 入手困難なのですが、
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