スペイン大航海時代の音楽

マテオ・フレーチャの素敵な音楽

vivarte 60CD collection
第1集第2集の120枚の中で、
このウエルガス・アンサンブルの演奏は
特に素晴らしいものがあります。
このBOXを買わなければ出会えなかった
音楽ばかりです。中でも
この「スペイン大航海時代の音楽」と
題された1枚。
不思議な魅力に溢れた音楽です。

「スペイン大航海時代の音楽」

フレーチャ:
 エル・フエゴ
 ラ・ネグリーナ
 ワ・フスタ

ウエルガス・アンサンブル
パウル・ヴァン・ネーヴェル(指揮)
録音:1990年

そもそも作曲したフレーチャとは何者?
ジャケットには
(1481-1553)とありますので、
ルネサンス期の音楽家です。
調べてみると
スペイン・カタルーニャ地方で生まれた
作曲家とのことでした。
本CDを検索していくと、
「(老)マテオ・フレーチャ」との表記が
散見されます。
これは同姓同名の作曲家
(甥にあたる)がいて、
そちらを(若)として
区別するためのようです。
それ以外の情報は
うまく探すことができませんでした。

そもそもCDを検索しても本盤以外は
サヴァールの指揮した1枚が
出てくるだけです
(探し方が悪いのかもしれませんが)。
かなりマニアックな
作曲家なのでしょう。

ジャケットの表題からすると、
本盤のタイトルとしては
「スペイン大航海時代の音楽」ではなく、
「フレーチャ:エンサラーダ集」
正しいはずです。
この「エンサラーダ」とは、
スペイン語で料理の「サラダ」の
意味なのだそうです(ジャケットに
挿入された絵画を見ると、
野菜や果実で拵えた人形が
描かれています)。
色とりどりの野菜を採り並べた
「サラダ」よろしく、
この「エンサラーダ集」からは
実に様々な音楽が聞こえてきます。

演奏が始まると、
まずはドラム・ロールから
人々の喧噪のような声、
続いて金管が鳴り響いた後、
ポリフォニーの合唱が入ってきます。
それは民謡風であり、
そして土俗的・世俗的な音楽であり、
教会や宮廷で演奏するようなものとは
全く異なります。
民族音楽のようでもあるのですが、
聴き進めていくと確かに
クラシック音楽の色彩が感じられます。
歌詞を理解できないので
何ともいえないのですが、
音楽を聴いている分には、
何らかの物語が進行しているようにも
感じられます。

16世紀初頭、日本では戦国武将たちが
小競り合いをしていた時期に、
ヨーロッパではこのような
魅力的な音楽が花開いていたのですから
驚きです。

ウエルガス・アンサンブルは、
いつもの透明感あるれる演奏よりも、
力強さを前面に押し上げたような
演奏を繰り広げています。
音楽に内包されているエネルギーが
実によく伝わってきます。

愉しいひとときを過ごせる一枚です。
やはり音盤は愉し、です。

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