テレマンのパリ四重奏曲集

テレマンの良さを気づかせてくれた一組

素敵な音楽が
ぎっしり詰まったCD-BOX
vivarte 60CD collection」第1集に
収録されている作品の中で、
器楽アンサンブルの分野で
突出しているのがこのテレマン
パリ四重奏曲集ではないでしょうか。
3枚組で収録時間は3時間以上。
それでいて聴き飽きさせません。
クイケン三姉弟と
レオンハルトの紡ぎ出す音楽が
至福のひとときを創り上げます。

テレマン「パリ四重奏曲集」

Disc1
 協奏曲第1番
 協奏曲第2番
 ソナタ第1番
 ソナタ第2番
 組曲第1番
 組曲第2番

Disc2
 四重奏曲第1番
 四重奏曲第2番
 四重奏曲第3番

Disc3
 四重奏曲第4番
 四重奏曲第5番
 四重奏曲第6番

バルトルド・クイケン(fl)
シギスヴァルト・クイケン(vn)
ヴィーラント・クイケン(gamb)
グスタフ・レオンハルト(cemb)

フラウト・トラヴェルソ、
ヴァイオリン、
ヴィオラ・ダ・ガンバ、
ハープシコードという
楽器編成なのですが、
フルート四重奏曲ではありません。
ただの四重奏曲なのです。
フルートが名人芸を
披露するのではなく、
ハープシコードが要となりつつ、
4つの楽器が調和しながら
音楽を展開していくという構成です。
高度なアンサンブルが
聴きどころとなっています。

通常、
「テレマンのパリ四重奏曲」というと、
Disc2・3に収録されているものだけを
指すのですが、
本CDではそれ以前に出版された
「クァドリ四重奏曲」をDisc1に含めて
「パリ四重奏曲集」としています。
したがってDisc1はコンチェルトや
ソナタが含まれているため、
形式が異なります。
が、こうして全曲を通して聴くと、
違和感を感じさせません。
高い音楽性に貫かれた
演奏だからなのでしょう。

古楽界の重鎮たちの演奏ですから、
演奏が悪かろう筈がありません。
この曲の魅力を十分に理解し、
それをわかりやすく
提示してくれています。
古楽特有の素朴な音色、
フラウト・トラヴェルソの
高貴な木管の響き、
バロック・ヴァイオリンと
ヴィオラ・ダ・ガンバの
渋みのある弦の音、
これらが絶妙な掛け合いの中で
テレマンの音楽の魅力を
最大限に引き出しています。

これまで古楽を
食わず嫌いしていた私ですが、
テレマンに関しては、有田正広と
トウキョウ・バロック・トリオの
「パリ四重奏曲集」、
アーノンクール指揮の「食卓の音楽」を
所有していたにもかかわらず、
その音楽の良さに
気づくことができませんでした。
これを機会にテレマンを
もう一度聴き直してみようと
思った次第です。

(2021.12.11)

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