ボッシュの指揮するベートーヴェンvn協奏曲

むしろ交響曲全集を録音すべき

ベートーヴェン
ヴァイオリン協奏曲のCDは
もう買わなくてもいいだろうと自分に
いつも言い聞かせているのですが、
また買ってしまいました。
ボッシュという指揮者に
興味があったからです(小編成で
演奏したブラームス交響曲全集の
評判が良いようだったので)。
聴いてみました。素敵な演奏です。

ベートーヴェン:
 ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
 vnのためのロマンス ト長調 Op.40
 vnのためのロマンス ヘ長調 Op.50

レーナ・ノイダウアー(vn)
カペッラ・アキレイア
マルクス・ボッシュ(指揮)
録音:2018年

ヴァイオリンのレーナ・ノイダウアーは
1984年生まれだそうですので
まだ若手といえるでしょう。
軽やかな流れるような演奏です。
ベートーヴェンの力強さを
強調するような演奏も
数多くあるのですが、
彼女はまったく力みがなく、
自然体で演奏しているように
聴き取れます。
音色も変に粘っこくなく、
爽やかです。私の耳では
正しく判別できないのですが、
おそらくは高い技巧の
持ち主なのでしょう、
迷いなく淀みなく流麗に
旋律が流れていきます。

ヴァイオリン協奏曲も素敵なのですが、
2曲のロマンスも
聴き応えのあるヴァイオリンを
披露しています。今後、
ロマンスを聴きたくなったときは、
私はこのCDに
手を伸ばすのではないかと思います。

カペッラ・アキレイアですが、
小編成のオーケストラだけあって、
音が濁ることなくクリアで
鮮烈な響きを聴かせてくれます。
アンサンブルも乱れることなく
好感の持てる演奏を繰り広げます。

指揮者のボッシュですが、
協奏曲の伴奏にしては
主張の強すぎる部分が散見されます。
それは悪い意味ではなく、
ところどころにはっとさせられる
部分があるということなのです。
ソリストが自然体である分、
指揮者の個性が際だち、
バランスを欠いている感は
否めませんが、
面白い演奏であることは
間違いありません。

ボッシュとカペッラ・アキレイアは
むしろベートーヴェンの交響曲全集を
録音すべきだと感じます。
かなり独特の音を
響かせてくれるのではないかと
期待できます。

素敵なソリストと
魅力あるオーケストラと
個性的な指揮者に出会えて
十分に愉しめました。
やはり音盤は愉し、です。

(2021.11.21)

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