中世の音楽を聴く

ウエルガス・アンサンブルによる中世の音楽

一枚一枚じっくりと聴き進んでいる
vivarte 60CD collection Vol.2」。
60枚のCDの中で、
もっとも古い時代である
「中世の音楽」に相当するものは4枚。
以前取り上げたルーラントによる
「聖母マリアの生涯」
「グレゴリアン・チャントの神髄」
2枚に加え、
ウエルガス・アンサンブルによる演奏の
この2枚です。

「ラス・ウエルガスの写本
  (13世紀スペインの音楽)」

・輝かしき血統より生まれし
・誰しも皆、十字架にかからむ
・おお、マリア、海の星
・臨終の血より
・あまねく知られたるベリアル
・サンクトゥス
・アニュス・デイ
・ベネディカム・ドミノ
・南風は穏やかに吹く
・いざ、信徒らの御母よ
・誰がわが頭に
・けがれなきカトリック教徒よ
・哀れなる人よ

ウエルガス・アンサンブル
パウル・ヴァン・ネーヴェル(指揮)
録音:1992年

サンタ・マリア・デ・ラス・ウエルガス
修道院
(スペイン)に伝わる写本を、
指揮者・ネーヴェルが
20年の歳月をかけて読み解いたという
音楽です。
モノフォニーの典礼音楽の世界が、
清く澄み渡り、
爽やかな感動が広がります。

「ニコシアの宮廷音楽」

・永遠に聖なるかな/
  聖なるかな、生来の
・私の心がとても甘美に
  ため息をつくのを私は感じる
・私はすっかり愛に満たされている
・私は愛の糧を受ける
・グローリア
・確かにそれは/
  私たちは力を込めて愛し
・私はある貴婦人に喜びを見出す
・クレド
・心地よき音楽が響かんことを
・愛はこんなにも
  甘美に私を苦しませるのだから/
  本当の恋人なら
ウエルガス・アンサンブル
パウル・ヴァン・ネーヴェル(指揮)
録音:1993年

こちらは解説によると、
「中世末期、ギリシアのキプロス島で
栄えたキプロス王国、その宮廷内で
演奏された音楽を復活させたもの」
なのだそうです。
「ラス・ウエルガスの写本」とは異なり、
ポリフォニー音楽です。
清らかでありながらも、
ところどころに特徴的な旋律や
独特のリズムがあり、刺激的です。

2枚とも初めて聴く音楽でしたが、
十分に愉しむことができました。
特に「ニコシアの宮廷音楽」は
味わい深い一枚です。
ウエルガス・アンサンブルによる
精緻な演奏が、
中世の音楽の持つ魅力を
最大限に引き出していると思われます。

やはり「vivarte 60CD collection」は
宝箱のようなCD-BOXです。
素敵な音楽世界が広がっていきます。

(2021.9.11)

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