イングリット・フリッターのショパン

ショパンのワルツは新しい時代を迎えるか

ショパンのワルツも、
往年の大家の演奏の
存在感がありすぎて、
新録音が注目されにくい曲と
なっています。
リパッティの2種の録音が横綱級で、
フランソワ、ルービンシュタイン、
コルトーあたりが
大関といったところでしょうか。
これらがあまりにも偉大すぎて、
音楽情報誌を眺めても新録音が
大きく取り上げられていないのです。
私がいいと思っているのはこの
イングリット・フリッターの盤です。

ショパン「ワルツ集」
イングリット・フリッター

ショパン:
 ワルツ集(遺作付全20曲)
  ワルツ第1番変ホ長調Op.18
  ワルツ第2番変イ長調Op.34-1
  ワルツ第3番イ短調Op.34-2
  ワルツ第4番ヘ長調Op.34-3
  ワルツ第5番変イ長調
  ワルツ第6番変ニ長調Op.64-1
  ワルツ第7番嬰ハ短調Op.64-2
  ワルツ第8番変イ長調Op.64-3
  ワルツ第9番変イ長調Op.69-1
  ワルツ第10番ロ短調Op.69-2
  ワルツ第11番変ト長調Op.70-1
  ワルツ第12番ヘ短調Op.70-2
  ワルツ第13番変ニ長調Op.70-3
  ワルツ第14番ホ短調
  ワルツ第15番ホ長調
  ワルツ第16番変イ長調
  ワルツ第18番変ホ長調
  ワルツ第17番変ホ長調
  ワルツ第19番イ短調
  ワルツ ロ長調

イングリット・フリッター(p)
録音:2009年

このフリッターは、解説によると、
「4年に一度ライヴ演奏を評論家が
評価して与えられる
ギルモア・アーティスト賞」を受賞し、
認められたとのこと。
アルゲリッチにもその腕前を
認められた(ちなみに両者とも
アルゼンチン出身)ということですので、
技能については
折り紙付きといえるでしょう。

彼女のピアノは繊細であり、
一つ一つのフレーズを丁寧に
弾ききっているという印象を受けます。
それでいて力強さもみられ、
その表現力はきわめて豊かなものに
なっているのです。

ショパンのワルツ集の場合、
「何曲収めるか」という問題があり、
「セレクトした数曲」
「遺作を除いた13曲」
「遺作数曲を含めた10数曲」
「遺作をすべて収めた19曲」と、
多様ですが、彼女は20曲と最多です。
ロ長調KK.Va-3の演奏は
珍しいものであるはずです
(他の盤を調べても見当たらない、
収録されているのは
この盤だけかもしれない)。

前述したリパッティ(2種)、フランソワ、
ルービンシュタイン、コルトーで
話題が停止しつつある
ショパンのワルツ集ですが、
このフリッター盤、
そしてアリス=紗良・オット盤が
活性化してくれています。
ぜひ一度お聴きください。

※YouTubeで動画が公開されています。

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(2021.7.18)

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※ピアノ曲の記事です。

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