ついにでました!エステレ・レヴァーツの協奏曲録音

ぐっと落ち着いた雰囲気になってきました

1作目のチェロ独奏曲集
「バッハ&フレンズ」
2作目のチェロ・ソナタ集
「FUGATO」ときたら、
あとはオーケストラとの共演である
チェロ協奏曲録音しかないと
思っていました。
若き美人チェリスト、
エステレ・レヴァーツです。
思ったより早く登場しました。
マルタンのチェロ協奏曲です。
たとえマニアックな曲であれ、
協奏曲録音が実現したということは、
彼女の才能が認められていると
いうことなのでしょう。

「ジュネーヴへの旅」
エステレ・レヴァーツ

マルタン:
 チェロ協奏曲
 バラード~チェロと
  室内オーケストラのために
ダイヤー:
 Lignes d’Est
  ~チェロとオーケストラのために

エステレ・レヴァーツ(vc)
ジュネーヴ室内管弦楽団
アリー・ファン・ベーク(指揮)
録音:2020年

フランク・マルタン(1890-1974)は
あまり聞き慣れない名前ですが、
スイスを代表する作曲家です。
ジュネーヴ大学で
数学と物理学を学ぶかたわら、
作曲とピアノをヨーゼフ・ラウバーに
師事するという
異色の経歴の持ち主です。
またクサヴァー・ダイヤー(1972)も、
ジュネーヴ生まれのスイス現代作曲家。
レヴァーツもまたスイス出身です。
スイス出身のチェリストが
スイスの楽団をバックに
スイスの作曲家の曲を演奏する。
だからアルバムタイトルが
「ジュネーヴへの旅」なのでしょう。

マルタンのチェロ協奏曲、
そしてバラードは、どちらかというと
渋めの室内楽的な趣のある曲であり、
決して聴きやすいとはいえない曲です。
チェロの独奏が
もの悲しげな旋律を紡いでいきます。
年寄りの大家のチェリストが
眉間に皺を寄せて弾くのに適したような
曲想なのですが、
ここでのレヴァーツのチェロは
決して重くなりすぎず、
丁寧に弾ききることで
その存在感を示しているという
印象を受けます。

ダイヤーのバラードは
更に難解な現代曲なのですが、
レヴァーツのチェロの音色は
心地よく響きます。

ジャケット写真も全2作と比べると
ぐっと落ち着いた雰囲気に
なってきました。
私は第1作のはっちゃけたような
レヴァーツの方が好きなのですが、
演奏家としても女性としても
「ただいま成長中」なのでしょう。

チェロ独奏、チェロ+ピアノ、
チェロ+オケと、順調にアルバムを
リリースしてきたレヴァーツ。
次はいよいよ
メジャーな作曲家のチェロ協奏曲を
録音して欲しいと思います。
以前も書きましたが、
ショスタコーヴィチあたり、
彼女の路線と
合うような気がするのですが。
楽しみに待ちたいと思います。

※YouTubeで
 動画が公開されています。

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