日本の合唱は素晴らしい
日本の合唱曲が大好きで、
CDを買い集めています。
特に中学校の学級合唱の指導に
のめり込んでいた頃
手に入れた一枚です。
岩川三郎の作品が好きで、
「親知らず子知らず」「木琴」などを
取り上げていました。
いつだったか岩川三郎の
「越中おわら」に挑戦したいと思い、
楽譜は入手したものの
音源が見つからず、
ネットをいろいろ探した結果、
本盤に辿り着いた次第です。
中村義朗コンダクトリサイタル
三善晃:
時に寄す四つの抒情
合唱:ヴォーチェ・フォンターナ
伴奏:林原恵子・釜本千賀子
岩川三郎:
富山に伝わる三つの民謡
「越中おわら」
「こきりこ」
「むぎや」
合唱:合唱団「詩季の会」
富山大学合唱団
伴奏:東健治
石井歓:
少女のいる画集
合唱:女声合唱団「クール・クロア」
伴奏:長崎裕子
指揮:中村義朗
現在ではこうした曲の演奏は
YouTubeをあたれば
いくつが探すことができますが、
当盤を入手した十数年前は
そうした環境にありませんでした。
正規の流通ルートにはのらない
CDであり、
出版社からの直接の通販でした。
多分現在では
つくられていないでしょう。
録音が今ひとつ
クリアでないのが残念ですが、
こうしたCDに音質まで期待するのは
欲張りでしょう。それよりも
こうした素晴らしい合唱作品を、
一般の人間が聴くことができる機会を
提供した本盤の存在価値は
計り知れないものがあると
感じています。
本盤の「越中おわら」を聴くたびに、
あの同時、学級の子どもたちと
悪戦苦闘しながら一つの音楽を
創り上げた感動が甦ってきます。
(2021.4.4)