「ウエストサイド・ストーリー」の面白さを十全に表現
ミュージカル映画でおなじみの
「ウエスト・サイド・ストーリー」。
作曲者・バーンスタインによる
自作自演盤(1984年)が有名ですが、
歌手があまりに立派すぎます
(キリ・テ・カナワとホセ・カレーラス)。
こちらは20年ほど前に
NAXOSレーベルから
出された一枚ですが、
「ウエストサイド・ストーリー」の
面白さを十全に表現できています。
バーンスタイン:
ミュージカル「ウェスト・サイド物語」
(オリジナル・スコア)
ベッツィ・モリソン
マイク・エルドレッド
マリアンヌ・クーク
ロバート・ディーン
ミカエル・サン・ジョヴァンニ
ジェフ・ホワイティング
ビリー・ディティ
ジェフ・ルイス
グレッグ・シャヌエル
ジョアンナ・チョーズン
ナンディタ・シェノイ
ウィンター・ガブリエル
ミシェル・プレンティス
ニール・リチャード・リー
ケネス・シャーマーホーン(指揮)
ナッシュヴィル交響楽団
録音: 2001年
全曲盤となると
あまり多くは出回っていません。
私もこの一枚しか
所有していないのですが、
映画の雰囲気、
つまりアメリカの不良少年たちが
やり場のないエネルギーを
発散しているような情景を、
本盤は巧みに
伝えていると思うのです。
主要な歌手たちの実績等は
私には分かりませんが、
オペラのような大仰な歌い方ではなく、
ミュージカルに近い
庶民的な感触で好感が持てます。
音質も素晴らしく、
歌も管弦楽もしっかりといい音で
聴くことができます。
75分間、面白さの連続です。
30年以上クラシック音楽を
聴いているのですが、
最も購入しているレーベルは
このNAXOSです。
新しい音楽を聴こうとすると、
結局ここに戻ってくるような
感じです。
しかも他のレーベルの半額程度の値段。
決して製作に手抜きはありません。
コストパフォーマンスは
極めて高いのです。
NAXOSクラシック。
素晴らしいレーベルです。
もっと聴き込んでいきたいと
考えています。
(2021.2.27)