ルックスも素敵、音楽も素敵
美人のお姉さん3人のジャケットに
つられて買ってしまったCDです。
お姉さんたちの名前は
Claremont Trio
(クレアモント・トリオ)。
ヴァイオリンのエミリー・ブルスキン、
チェロのジュリア・ブルスキン。
この二人は姉妹。
それにピアノのアンドレア・ラム。
お姉さんたちはルックスも素敵ですが、
奏でる音楽もまた素敵です。
「SPHERES」Claremont Trio
1 Moon Trio
Ⅰ Moonbeams
Ⅱ Lunatic Asylum
Ⅲ Blue Moon
Ⅳ Moon Trip
2 Sun Trio
Ⅰ Sun Day
Ⅱ Sunset
Ⅲ Absence of Sun
Ⅳ Sunrise
Ⅴ Sun Dance
3 Elegy
for two Cellos and Piano
3曲ともロバート・パターソンという
作曲家の作品です。
現代音楽であり、
親しみやすいとは言いがたいのですが、
繰り返して聴いているうちに、
深い味わいを感じる音楽です。
1曲目「Moon Trio」は
不協和音的な雰囲気の
第1楽章で始まるのですが、
第4楽章ではわかりやすい旋律が現れ、
穏やかに収束していきます。
2曲目「Sun Trio」の聴きどころは
不協和音と強烈なリズムの
エネルギーに充ちた第5楽章です。
3曲目「Elegy」は
一転してわかりやすい音楽です。
癒やされる音楽であり、
つい繰り返して聴いてしまいます。
よくわからないのは
演奏しているメンバーです。
「クレアモント・トリオ」としての演奏は
1曲目のみです。
2曲目はピアノが
アンドレア・ラムに代わり、
ドンナ・クォンが務めています。
この盤以前の「クレアモント・トリオ」の
ピアニストはこの
ドンナ・クォンなのです。
当盤をもって
メンバーチェンジしたのでしょうか。
なお3曲目は
ピアノがアンドレア・ラムに戻り、
ジュリア・ブルスキンと
カレン・オズニアンの
チェロで演奏されています。
このお姉さんたちの演奏を
もっと聴きたいと思っているのですが、
当盤以前にリリースされたCDは
すべて廃盤となっていて
入手困難でした。残念。
頑張って中古盤を探したいと思います。
※ちなみに私は本盤を
新品で527円という
驚くべき値段で購入できました。
Amazonの価格の仕組みは
よくわからないのですが、
新しい音楽との出会いが
広がっているのは確かです。
ありがたいことです。
※YouTubeで聴くことができます。
(2020.12.5)