クラウス・テンシュテットの3種のBOX

「MAHLER COMPLETE SYMPHONIES」

「KLAUS TENNSTEDT THE GREAT EMI RECORDINGS」

「Mahler Symphonies – Live in Concert」

今はなき炎の指揮者・
クラウス・テンシュテット。
四半世紀ほど前、彼の指揮した
マーラー交響曲第1番のLDを観て以来、
ファンになってしまいました。

いろいろ買い集めたのですが、
いくつかのCDは
絶版状態になってしまいました。
そういう意味では、
数年前に発売された
これら3種のBOXは
貴重な存在となっています。

1ヵ月くらいかけて
一通り聞き直しました。
やはり素晴らしい演奏だと思います。

マーラー交響曲全集(16CD)
テンシュテット指揮ロンドン・フィル

・交響曲第1番ニ長調「巨人」
・交響曲第2番ハ短調「復活」
・交響曲第3番ニ短調
・交響曲第4番ト長調
・交響曲第5番嬰ハ短調(1978年録音)
・交響曲第6番イ短調「悲劇的」
 (1983年録音)
・交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
 (1980年録音)
・交響曲第8番変ホ長調
  「千人の交響曲」
・交響曲「大地の歌」
・交響曲第9番ニ長調
・交響曲第10番嬰ヘ短調・
  第1楽章「アダージョ」
・交響曲第5番嬰ハ短調(1988年録音)
・交響曲第6番イ短調「悲劇的」
 (1991年録音)
・交響曲第7番ホ短調「夜の歌」
 (1993年録音)

テンシュテットの代表的録音です。
スタジオでじっくり録られた
完成度の高い演奏です。
5・6・7番は
ライブでの別録音も収めています。
1番と大地の歌は何度も聴きました。

テンシュテット・
グレートEMIレコーディングス(14CD)

・ベートーヴェン:交響曲第3・6・8番
・ベートーヴェン:序曲集
・ブラームス:交響曲第1番ハ短調
・ブラームス:ドイツ・レクィエム
・ブラームス:運命の歌
・ブルックナー:交響曲第4・8番
・マーラー:
  交響曲第1番ニ長調「巨人」
・シューマン:交響曲第3・4番
・シューマン:
  4本のホルンのための
  コンチェルトシュトゥック
・R.シュトラウス:交響詩集
・ワーグナー:管弦楽曲集
・メンデルスゾーン:
  交響曲第4番イ長調「イタリア」
・シューベルト:
  交響曲第9番ハ長調「グレート」
・ムソルグスキー:
  交響詩「禿山の一夜」
・コダーイ:組曲「ハーリ・ヤーノシュ」
・プロコフィエフ:
  組曲「キージェ中尉」
・ドヴォルザーク:
  交響曲第9番ホ長調「新世界より」

テンシュテットが
EMIに残した録音の中から
ロンドンフィルとの
マーラー録音を除いた
交響曲・管弦楽曲が集められています。
シューマンの交響曲と
ブラームス「ドイツ・レクイエム」、
コダーイ「ハーリ・ヤーノシュ」が
特に気に入っています。

マーラー・ライブ・レコーディング集
(9CD)

・歌曲集「さすらう若者の歌」
・交響曲第1番ニ長調「巨人」
・交響曲第2番ハ短調「復活」
 (1989年録音)
・交響曲第2番ハ短調「復活」
 (1981年録音)
・交響曲第6番イ短調「悲劇的」
・交響曲第8番変ホ長調
  「千人の交響曲」

ロンドン・フィル自主製作盤の
CDBOXです。
すべて熱いライブ録音ばかりです。
録音の技術と楽団の演奏の精度に
問題があるものもあるのですが、
テンシュテットの情熱的な指揮ぶりを
聴くことができる貴重な録音集です。
特に第2番が感動的です。

3BOX全部でCD39枚。
マーラーの大曲が多く、
聴き疲れしましたが、
テンシュテットの凄さを
再確認できました。

(2020.10.25)

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