ジャズならピアノ・トリオ、シンプルが一番

トミー・フラナガン・トリオ「Sea Changes」

三十代半ばからジャズを聴き始め、
以来クラシックと並行して
聴いてきました。
クラシックは、年をとるごとに
オーケストラ曲よりも室内楽の方が
好みに合ってきましたが、
ジャズならピアノ・トリオです。
シンプルが一番です。
特に手が伸びるのはこの一枚、
トミー・フラナガン・トリオです。

トミー・フラナガン・トリオ
「Sea Changes」
〔ALFA JAZZ〕

【曲目一覧】
01 Sea Changes (6:30)
02 Verdandi (4:23)
03 Delarna (4:58)
04 Eclypso (7:05)
05 How Deep Is the Ocean? (6:38)
06 C.C. Rider (4:42)
07 Between the Devil
   and the Deep Blue Sea (6:45)
08 Beat’s Up (5:30)
09 I Cover the Waterfront (6:09)
10 Relaxin’ at Camarillo (5:14)
11 Dear Old Stockholm (4:52)
Tommy Flanagan (p)
Peter Washington (b)
Lewis Nash (ds)
(1996年録音)

一曲目のSea Changesから
素敵に響きます。
スタジオ録音であるため、
音が極めて優秀であり、
ピアノ、ベース、ドラムの一音一音が
はっきりと聞こえます。
これがいいのです。
トミー・フラナガンの
70歳とは思えない、
エネルギーに満ちあふれたピアノ、
それに執拗に絡みつくようなベース、
心地よいシンバルの金属音。
古いジャズの盤も好きなのですが、
新しい盤はやはり
クリアな音に魅せられます。
音の良さは大切です。

ジャズの聴き始めの頃に
購入した一枚であり、
トミー・フラナガンが
この世を去った直後でした。
「ジャズっていいな」と、
心の底から思えた一枚です。

後から知ったのですが、
本作は初期作品である「overseas」
(1957年録音)の続編的作品だそうで、
5曲が再演されています。
こちらも何度も聴いています。

名盤と呼ばれるCDの多くに
サイドマンとして名前を連ねている
トミー・フラナガン。
名脇役が主役に躍り出た本CDが
素晴らしいのは
当然のことなのでしょう。

(2020.8.2)

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