「行儀の悪さ」こそ、ジャズを聴く醍醐味

Danny Moss:weaver of dreams

クラシックも大好きですが、
ジャズも大好きです。
しかしジャズに関しては、
私は系統的な知識を
持ち合わせていないので、
いつもおっかなびっくり
CDを購入しています。
ときどき「大ハズレ」もあるのですが、
虚心坦懐に聴き込めば、
クラシック以上に耳に馴染みます、
いや、体に馴染むといった方が
いいのでしょうか。

もっとも体に馴染んだ
ジャズCDの一枚が、当盤です。
上手く書き表せませんが、
ダニー・モスのゴリッ、ゾリッとした
テナー・サックスの吹き方と音色が
何ともいえません。
クラシックの
品行方正な音の出し方とはちがい、
心地よい行儀悪さなのです。
この「行儀の悪さ」こそ、
ジャズを聴く醍醐味だと感じています。

Danny Moss「weaver of dreams」
1 9:20 Special
2 This Heart Of Mine
3 Then I’ll Be Tired Of You
4 Do Nothin’Till You Hear From Me
5 Smoke Gets In Your Eyes
6 A Gal In Calico
7 In A Mellow Tone
8 My Romance
9 Fine And Dandy
10 Weaver Of Dreams
11 I’m Glad There Is You
12 Poor Butterfly
13 There’s No You
14 Blue Lou
Danny Moss(ts)
Brian Lemon(p)
Len Skeat(b)
Butch Miles(ds)
1994年録音〔nagel heyer〕

当盤をプレーヤーにセットし、再生。
1曲目がかかるとともに、
体が揺さぶられます。
心も揺さぶられます。
クラシックではなかなか
こうはいきません。

さらに先日、
プレーヤーを買い換えました。
marantzのND8006から流れ出る音は、
楽器一つ一つの音の輪郭が
くっきりと浮き上がり、
なお心が躍りだします。
ダニー・モスのテナーだけでなく、
ピアノもベースもドラムも
素敵に響き渡ります。

さて、
このダニー・モスというテナー・マン、
イギリス出身だそうで、
1994年の当盤録音当時で
結構なお歳だったらしく、
2008年には他界されています。
主な活動拠点がイギリスだったため、
知名度こそ高くありませんが、
おそらくは「知る人ぞ知る」的な
実力派だったようです。

リリースされている
ダニー・モスのCDのほぼすべてが
廃盤状態でなかなか入手できません。
しばらくはこの1枚を
十分に味わい尽くしたいと思います。

(2020.7.24)

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