昨日取り上げた
チェロの貴公子・フルニエの
DGからのCD-BOX(25枚組)です。
もう一度書きます。
やはり素晴らしいです。
チェロの音色が他の演奏家とは
一味も二味も違うのです。
残り半分を紹介します。
後半はやや古い録音が並びます。
THE PIERRE FOURNIER EDITION
〔DG〕
Disc13-14
ベートーヴェン:
● チェロ・ソナタ第1-5番
● 「マカベウスのユダ」の主題による
12の変奏曲 WoO.45
● 「魔笛」の主題による
7つの変奏曲 WoO.46
● 「魔笛」の主題による
12の変奏曲 Op.66
ベートーヴェンのチェロソナタ全集も
素晴らしい演奏です。
昨日のDisc11-12は
グルダのピアノですが、
このDisc13-14はケンプです。
グルダ盤とケンプ盤、
甲乙つけがたいのですが、
私は以前からケンプ盤の方に
より多く手が伸びてしまいます。
Disc15
ブラームス:
● チェロ・ソナタ第1番ホ短調Op.38
● チェロ・ソナタ第2番ヘ長調Op.99
● フランク:
ヴァイオリン・ソナタ イ長調
(チェロ編曲版)
Disc16
● シューベルト:
アルペジョーネ・ソナタ
イ短調 D.821
● メンデルスゾーン:
協奏的変奏曲 Op.17
● シューマン:幻想小曲集 Op.73
● シューマン:
民謡による5つの小品 Op.102
● ショパン:
チェロ・ソナタ ト短調 Op.65
Disc17
● フランクール:ソナタ ホ長調
~アダージョ・カンタービレ
(トローウェル編曲)
● ハイドン:ソナタ ハ長調
~メヌエット(ピアッティ編曲)
● ウェーバー:
ヴァイオリン・ソナタ
ト長調 Op.10-3~ラルゲット
(クライスラー編曲)
● ウェーバー:
ヴァイオリン・ソナタ
ト長調 Op.10-3~ロンド
(ピアティゴルスキー編曲)
● ショパン:
夜想曲 第2番変ホ長調Op.9-2
(フルニエ編曲)
● リムスキー=コルサコフ:
「金鶏」~「太陽への讃歌」
(クライスラー編曲)
● リムスキー=コルサコフ:
「サルタン皇帝の物語」
~「熊蜂の飛行」
(ストライマー編曲)
● シューマン:
アダージョとアレグロ 変イ長調
(グリュツマッハー編曲)
● バッハ=グノー:アヴェ・マリア
● チャイコフスキー:
感傷的なワルツ Op.51-6
● ブラームス:野の寂しさ Op.86-2
● ポッパー:妖精の踊り Op.39
● ドヴォルザーク:
ロンド ト短調 Op.94
● サン=サーンス:白鳥
● パガニーニ:
ロッシーニ「エジプトのモーゼ」
による幻想曲(シルヴァ編曲)
● チャイコフスキー:
奇想的小品 ロ短調 Op.62
Disc18-19
● J.S.バッハ:
無伴奏チェロ組曲第1-6番
BWV.1007-1012
こちらも名盤です。
若い演奏家の盤も含めて、
この無伴奏チェロ組曲のCDを
とっかえひっかえ聴いているのですが、
結局箱の録音に戻ってきてしまいます。
Dsc20以降は、古い録音となります。
Disc20
● ハイドン:
チェロ協奏曲第2番ニ長調
● ドヴォルザーク:
チェロ協奏曲ロ短調
Disc21
● R.シュトラウス:
交響詩「ドン・キホーテ」 Op.35
Disc22
● ボッケリーニ:
チェロ協奏曲変ロ長調 G.482
● ヴィヴァルディ:
チェロ協奏曲ホ短調 R.40
● クープラン:演奏会用小品集
● J.S.バッハ:われ心よりこがれ望む
● ブロッホ:ニグン
● クライスラー:
クープランの様式による
ルイ13世の歌とパヴァーヌ
● ドビュッシー:美しき夕暮れ
● フォーレ:糸を紡ぐ女
● ガーシュウィン:
「3つの前奏曲」より第2曲
Andante con moto
e poco rubato
● ホアキン・ニン:グラナディーナ
Disc23
● ブラームス:
チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
● ブラームス:
チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
● J.S.バッハ:
ヴィオラ・ダ・ガンバ・ソナタ
第1番ト長調 BWV.1027
Disc24-25
ブラームス:
● チェロ・ソナタ第1番ホ短調 Op.38
● チェロ・ソナタ第2番ヘ長調 Op.99
● ヴァイオリン・ソナタ第1番Op.78
(チェロ編曲版)
● グリーグ:
チェロ・ソナタ イ短調Op.36
一枚一枚聴いていると、
まさに至福の時間を過ごしている
感覚に満たされます。
まさに家宝といえるCD-BOXです。
※難点もあります。
この手の紙ジャケットは、
2枚組3枚組の場合、
CDがとり出しにくく、
CDに傷がつく恐れがあるのです。
慎重にとり出さなければならないのが
ややストレスです。
(2020.5.10)